『しおんの王』
作品NO.19 『しおんの王』
今回は、「将棋」を題材とした、ミステリー作品
『しおんの王』です。意外にも、これ以外に本格的な将棋を題材にしたアニメは
ないので、将棋ファンであれば、見ておかなければならないと言えるでしょう。
アスペ「俺たちも一応将棋アニメだぞ」
お、そうだな
↑別に煽ってるわけじゃないぞ
基本情報
2007年秋
全22話
制作
あらすじ
幼い頃に何者かに両親を殺害され、そのショックから事件での記憶と、言葉を失くしてしまった主人公の少女「安岡紫音」。そして事件から8年後、棋士の安岡に引き取られた紫音は、メキメキと才能を伸ばして将棋の世界へと歩み、多くの人物との出会いや対決を経験しながら、棋士への道を目指していく。さまざまな思惑と因縁とが交錯し、次第に紫音の記憶が蘇っていく。
まあざっくり言うと
親を殺したのは誰なのか?というのを
将棋を通して主人公が成長するなかであきらかにするって感じ
紫音ちゃんかわいい
ちなみにお母さん(義理)もかわいい
あらすじに書いたように、紫音ちゃんは事件のショックで
声が出せません。代わりにスケッチブックに自分の思いを書きます。
ときにはこのようにかわいらしい、イラストつきで。
声は聞けないけど、アニメなもんで、モノローグ(cv.川澄綾子)はけっこう聞けちゃう。
リアルの将棋の面白さ
この作品の特徴?というかちょこちょこでてくるのが、将棋が人と人の闘いの妙味をすごくうまく描いている点である。いわゆる『盤外戦術』まではいかないが、相手の挙動をよく観察することで勝機を見出そうとするシーンが描かれている。例えば、自玉に詰みがあるにもかかわらず、堂々と攻め手をさすことで、相手は「あれ・・?まさかこちらにも詰みがかかっているのか・・?相手は読み切っているのか・・??」などと考えさせ時間を使わせたり、さらには受けに回させる。これをまだ幼い紫音がやったりするのだから面白い。作中、ネット将棋しかしたことがないがメチャクチャ強い男の子が出てくるが、リアルで盤と盤をつきあわせたことのない少年は、その辺りの駆け引き、読みあいの弱さが露呈してしまう。(逆に最新の戦法とか取り入れてて強い設定とか、そのへんすごい面白い)
中盤から終盤前まではこのあたりがめちゃめちゃ面白い。なお
ミステリー要素いる?
上記のように、将棋の描写はなかなか本格的で、初心者から上級者まで楽しめることは間違いない。しかし、終盤に明かされる謎がそれなりにクソな気がする。ネタバレはさけるようにしておくが、ふか~い理由とかじゃなくて、純粋にサイコパス的犯行でしたってそれ、ミステリーの犯罪者としてどーなんすかねぇ・・?
まあ動機はクソだけど、謎ときとしてはけっこう面白いとは思う。
ミステリー寄りのOP。スタイリッシュ。
映像はすごい好きだけど、曲はあんまりかな・・
最終局面で強気にでる紫音ちゃん
まさか、勝負の決め手があれとは・・・
ワイ「生かしたなぁ~ 持ち味」
まとめ
今回は、将棋好きの人には是非見てもらいたいので
あまりネタバレしないようなさっぱりとしてつくりになりました
「終盤のファンタジスタ」が無事降臨しちゃってるんでその辺り
視聴した人と盛り上がりたいなぁ・・。
DS真っ二つになっちゃたから、できねえや。
そもそも世界史のやつと、アイシールド以外ソフト持ってない。
お気に入り度
☆☆☆☆☆☆☆☆(☆8)